
ミャンマー日本商工会議所
第30代会頭 清水禎彦
2025年度 ミャンマー日本商工会議所
(JCCM)活動方針
今年度の会頭を仰せつかりましたアジア大洋州住友商事の清水禎彦です。
政変から早4年が経過しました。今年度は期中に総選挙が予定されていますが、ビジネス環境の正常化には時間を要するものと見込まれます。今なお、当地に踏みとどまる会員企業の多くは、この国の潜在的な成長性を評価し、中長期的な視点で、現在のビジネスの基盤をしっかりと守り、将来に繋げようと努力しているものと推察します。このような現状認識のもと、会員企業の声に耳を傾け、会員企業の一体感を醸成し、JCCM一丸となって厳しいビジネス環境を乗り越えるべく、以下の活動方針を掲げたいと思います。
1.会員企業の安全確保
2.会員企業向けサービスの充実
3.会員企業の課題解決の支援
4.会員企業間の協業促進
まず、安全確保については、従来同様、大使館主催の安全連絡会議の情報をタイムリーに共有することを中心に、その時々の状況に応じて臨機応変に対応していきたいと思います。
次に、サービスの充実については、会員企業が「JCCMに入って良かった」と感じ、未加入の企業が「JCCMに加入したい」と思えるようなサービスを提供していきたいと思います。昨年度から取り組み始めた情報提供セミナー等も継続してまいります。
課題解決の支援については、会員企業に共通する課題について、JCCM
として当局に働きかけが出来ないかと考えています。大変センシティブな面もありますので、その方法については、大使館をはじめ関係者の皆さまとよく相談しながら進めていきます。
最後に、協業促進についてですが、具体的にはノウハウの共有や会員企業間のビジネスの連携を進めていきます。まずは、事業所の見学会や会員企業同士の小規模な座談会など、会員企業同士がお互いのビジネスを理解するきっかけ作りから始めていければと思います。
理事の皆さんをはじめとする全ての会員企業、そして大使館、JICA、JETROなどとも連携し、オール・ジャパンでこの厳しい環境を乗り越えていきたいと思います。
皆さまのご理解とご協力を賜りたくよろしくお願い申し上げます。
2025年4月1日
ミャンマー日本商工会議所
第30代会頭 清水禎彦