2016年10月21日~23日 2016年度JCCM視察旅行

2016年10月21日から23日にかけて、JCCM視察旅行を開催いたしました。今回の訪問先は、3年前にJCCM視察旅行先として既に視察を実施しているダウェイとミャンマー最南端の町コータウンの2か所です。
まず初日に訪れたのはダウェイ。ミャンマー政府は、ダウェイ、ティラワ、チャオピューの国内3か所を対象として、既にSEZ法を成立させています。ティラワは日本の全面的な支援を得ながら開発が進んでいるのは周知の事実です。今回訪れたダウェイは、タイのバンコクの西約300kmに位置し、工業団地と深海港を併設する計画で、新たな物流の流れを作る拠点として注目を集めています。開発自体は、2008年よりタイのイタリアンタイデベロップメント(通称イタルタイ)主導で進められてきました。総面積約2万haという規模を持ち、地理的な戦略性からタイ、ミャンマー両政府の国家プロジェクトと位置付けられている注目すべきSEZです。しかしながら、視察メンバーの共通の見解としては、規模が大きすぎるが故に、開発を進めるための巨額の資金が必要であり、現状としては目立ったアクティビティもなく、開発行為そのものが停滞しているという印象を受けました。今後、日本がどのように関与をしていくのかも注目されます。
続いて2日目はコータウンに移動。コータウンはタイとの国境と言うことで、イミグレーションや市内の視察を行いました。ボートで10分程度離れた所にある富豪島(ミャンマー語でタテーチュン)も訪問し、多くのギャンブル好きのタイ人観光客でにぎわうカジノの体験も行いました。

ダウェイSEZイタルタイ会議室にて

 

 

ダウェイSEZ 地元高官の会合

 

 

 ダウェイSEZ 内視察の様子

 ダウェイSEZ Okm地点にて

 

 

 ダウェイSEZ Small Port にて

 

 

コータウン富豪島のリゾートにて